<2019年3月>
- 津田正之先生(国立音楽大学教授、前文部科学省教科調査官・音楽・H21~H28年度)、山田俊之(ボディパーカッション教育振興会代表、九州大谷短期大学)が引率指導し、国立音楽大学、九州大学・院生、広島大学院生18名でカンボジアスタディツアーを行いました。
- 学生は、カンボジアの教育と今後の課題について学習し、養護施設(小・中学生)、プノンペン王立芸術大学、プノンペン王立芸術大学附属小・中学校、プノンペンの公立小学校でボディパーカッション指導や音楽交流(日本の歌を合唱で紹介等)を行いとても充実したスタディツアー内容でした。(添付写真参照、協力:JHP「学校を作る会」カンボジア事務所)
- 今後カンボジア教育支援やボディパーカッション教育を通した海外教育支援活動やボランティア活動に興味がある方は、是非ご連絡ください。ボディパーカッション教材等を無償提供させていただきます。
【スタディツアーの具体的内容】
- カンボジア養護施設(小中学生)での音楽交流とボディパーカッション指導。
- プノンペン王立芸術大学と九州大学、国立音楽大学、広島大学生徒のボディパーカッション活動交流と、日本とカンボジアの相互演奏披露。(カンボジア伝統音楽、ボディパーカッション、日本の歌他)
- カンボジアを代表する演奏家であり、プノンペン王立芸術大学教授、講師陣によるカンボジア伝統音楽を学び、 質疑応答を行う。
- プノンペン王立芸術大学付属中学校で音楽交流とボディパーカッション教育指導。
- カンボジア公立小学校での音楽交流とボディパーカッション教育指導。
【カンボジア教育支援と音楽交流の経緯】
<2015年>
- 津田正之先生(当時文部科学省教科調査官)よりカンボジアは、音楽等の芸術教育分野においても「教師が音楽教育を受けたことがないので楽譜がほとんど読めない、楽器がない、外国曲を知らない、外国の音楽教育を導入することは難しい状況を知る。
- 過去に「音楽」という教科が無いので、”楽器がなくても、楽譜が読めなくても楽しめる”ボディパーカッション”の教材を送付。(書籍、楽譜集、教則DVD等の添付PDF参照)
- カンボジアの学校では,教材関係の道具や楽器も満足になく、日本が支援しているハード面での楽器贈呈(ピアニカ、ハーモニカ、リコーダー等)が定着できない現状があった。
<2016年12月>
- カンボジア教育カリキュラムへ導入を視野に入れた、実践指導のためカンボジアへ行く。
- カンボジア首都プノンペン養護施設、小学校や近隣の公立小学校で教員対象のボディパーカッション教育研修会、公立小学校で公開師範授業を実施。(JHP・学校を作る会、カンボジア教育省共催)
<2017年9月>
- カンボジア教育省との共同プロジェクトとして、公開授業(児童養護施設と公立小学校)やカンボジア教育省カリキュラム担当者(チュテマ氏)やカンボジア伝統音楽家とカンボジア音楽へ導入について協議を重ねる。
- この模様をNHKが同行取材し、NHK・BS「国際報道2017」の日本語、英語バージョンで放送される。
<2018年3月>
- 当時山田俊之が九州大学教育学部教職科目で担当していた「特別活動指導法」(2015年~)の授業で興味を持った学生に呼びかけ、九州大学生、院生(教育学部、理学部)とカンボジアスタディツアーを実施。
- プノンペンの児童養護施設と公立小学校で公開授業、交流活動を行う。
- アンコールワット史跡見学とカンボジア歴史研究を行う。
- 今回のスタディツアーが、2019年の「国立音楽大学、九州大学、広島大学カンボジアスタディツアー」に発展する。